風向きが変わった日
こんにちは。
つくし♪と申します。
1年ちょっと前。
2020年4月。コロナ禍。
こどものころから笑わせてもらった志村けんさんの訃報に、悲しみと恐怖と「感染症で亡くなられるとご家族に看取ってもらえない…」という事実…。わかっていても、本当につらかったですね。
それでも、生きている私たちは前へ。
昨年から温めていた研究を学会発表するべく準備をしつつ、4月9日に胚盤胞をひとつ、子宮へ戻しました。
医師から確率を高めるために2つ移植することも提案されましたが、私にとってはひとつ残っていることの安心感、運よく双子ちゃんになった場合には体力の不安があったのでこのような選択をしました。
無事に移植も終え、バラの苗木を購入して植え付けてみたり、スタバの桜タンブラーを探してみたり、限られた行動範囲のなかで楽しみを見つけつつ、仕事も続けていました。
そして4月20日(月曜日)。
前日の日直⇒当直明けという24時間勤務後の診察にて。妊娠反応陽性の結果!!
ここ最近、胸のはり、お腹から右足付け根の違和感、なんとなく気持ち悪くて眠かった。
移植後も続けていたプレマリン、ルテウム、エストラーナテープの影響だと思っていて、おそらくそれもあったと思いますが。すべてがポジティブな方向へ流れが変わった気がしました。
結果を聴いて、急に、当直をしてよかったのか?とか今更な不安に陥り、午後はずっと寝て過ごすことにしました。いままでも、なにがあっても当直明けは無理せずのんびり過ごす派なのですが、今回ばかりは寝るに寝られず、でも寝なきゃぁ…とソファに横たわって、夫の帰宅を待っていました。
そして報告。
あんなにうれしそうな夫を久々に見た気がします。
コロナで鬱々としていた日々が、晴天になったかのように、風向きが変わった日になりました。
近所の公園までがことごとく閉鎖されるなか、愛犬の柴犬はるとご近所を散歩するのもどこか浮足立って、でも転ばないようにゆっくりと散歩をしつつ、4月27日に無事胎嚢を確認し、12月26日予定日となりました。
しかし、この間に世間の風向きも変わってしまいました。
4月7日、1回目の緊急事態宣言が出されたのです。