tsukushinboxのブログ

病院薬剤師の育児日記です♪

ハイリスク妊娠と出生前診断

こんにちは。

つくし♪と申します。

 

だんだんと暑くなってきて、真夏はどうなってしまうのだろうと心配しています。

 

昨年の夏。コロナ禍の夏。

 

いろいろな催しがオンラインになり、zoomやSlackの扱いに慣れた頃。

 

当直免除となりました。

一番つらい妊娠初期になぜ当直していた?と今になって思いますが、仕事中は余計なことを考えずに済むのか、気を張っているからか、身体は楽だったんです。重いもの(1L、2Lの輸液が入った段ボールとか)を持たなければ他の仕事は何ともなかったんです。昼食もそばやおにぎりで過ごせたので、ひと月に1Kg弱の増加と体重管理も無問題だったのです。
そして休日は軽い散歩で気分転換しつつ、家でのんびりストレスなく過ごす生活。

 

そう、ハイリスク妊娠のわりに休む理由が見つからない…。

 

お腹の子も心拍しっかりある、身体もしっかりできている、そろそろ性別も…といった感じでした。順調すぎて心配になり、念のためクアトロマーカー検査も受けました。

 

クワトロマーカー検査は出生前診断のひとつ。
出生前診断については賛否が分かれることも、異常があるとわかった場合にどうするかも、未だ議論すべきところがあることも分かったうえでの希望でした。
クアトロマーカー検査は侵襲の少ない検査で、母体の血液検査によって先天異常がある確率をみる検査です。これですべて確定するわけでもなく、陽性的中率(検査が陽性かつ胎児の染色体異常がある確率)は低いため、あくまで自発的な意思によってなされる検査*とされています。もし異常があれば羊水検査や絨毛検査といった侵襲のある検査で確定的検査を行うことになります。

夫とは、「異常がある可能性を知ることで心の準備ができる、悲嘆するのではなく準備できることをするための検査」であることをお互いに言い合っていました。

 

結果、すべて陰性。

 

ここですべて吹っ切れました。
違う結果だったらと思うと苦しい、けれどもう大丈夫。不安だったことをひとつひとつクリアにしていけばよいし、なんでも来い!と開き直ったとたん。

 

今度は胎動が始まり、胃と腸を蹴られるようになりました…。

 

*病気がみえる vol.10 産科 第4版(メディックメディア)より